離脱率という言葉をご存知でしょうか?WEBコンサルタント、運営者の方で知らない方はいらっしゃらないでしょう。離脱率が多いということはそのページで他のホームページへ遷移したり、もうそれ以上ページを閲覧しなくなるということです。
より、多くのページを見て頂く、言い換えるとページビューを上げるということは一般的にはgoogleのいう「魅力的なページを作成」することでありますが、本当にそうなのでしょうか?
多くのお客様のところでホームページ制作会社の担当の方が「閲覧者にとって魅力的でない離脱率の多いページをリニューアルしましょう?」という話をされると聞きます。また、同様に広告代理店方が「リスティング広告の離脱率が高いため、ページを変更していいですか?」という話があるようです。
確かに離脱率が高いから「魅力的なページでない」は言えなくもないが、本当は「今、見ている閲覧者にとって魅力的でないページである。コンテンツと閲覧者のニーズがミスマッチをおこしている可能性がある。」が正しいのではないか?と考えています。
非常に難しい話ですが、今見ている閲覧者でなく、また別に閲覧者が来ると別の結果になる可能性があるのです。
そう考えると離脱率を下げる方策にいろいろあるはずなのです。
離脱率を下げる方策
- 1.リスティング広告において該当のページに対して興味がありそうなキーワードを設置し、運用する。
- 2.該当ページの設定キーワードでのseoの順位を上げることでコンテンツにマッチした閲覧者数を増やす。
- 3.現状のページに魅力的なキャッチーなコンテンツを追加する。そしてより詳しいコンテンツを別途作成する。
- 4.現状のページに信用度を上げる様な数値データ、根拠を詳しく整理したコンテンツを追加する。そして、記事の信頼度を上げるためのページを追加する。
1,2の施策はコンテンツと閲覧者のミスマッチを解消するためのものです。3,4は信頼度を上げることでより詳細にページを観察し、関連ページへの遷移を促すものです。
では、具体的に離脱率を減らす方策のオペレーション
- 1.サイト内のアクセス解析においてクリック数が多いキーワードの上位50位ぐらいまでのデータをまとめる。その際、離脱率、掲載順位もまとめる
- 2.キーワードから該当ページをチェック、確認する。
- 3.該当のページに対して設定されたキーワードの現在の順位をチェックする。
- 4.ページに魅力的なキャッチーなコンテンツを追加し、さらに信用度を上げる様な数値データ、根拠を追加する。
- 5.該当ページに関連するコンテンツ(数値や根拠のデータでもよい。)を複数作成し、関連記事として相互にリンクをはる。
- 6.1か月後に同様のデータを作成し、比較する。
以上のオペレーションを繰り返し行う。その際、キーワードでの順位データに注目します。順位が上がれば上がるほど、ページの表示回数、クリック数は増えるはずであり、本当に必要としている閲覧者が増えるはずです。それを数値で確認します。結果的にクリック率も上がります。
上記はクリック数から作成したデータで離脱率の改善を考えたが、サイトのページビュー数から同様の施策を行うことも可能である。
上記のような話ではあるが、seoを意識するのではなく、離脱しないようなコンテンツを用意することがseoにつながるということです。
参考: